2022.08.12
日常
子どもスペース、どうする?
こんにちは!太陽と風を採りこんだパッシブなお家をつくる 株式会社 壱意です!
8月も半ば、お盆休みに入られた方も多いのではないでしょうか。
ここ安曇野でも県外ナンバーの車をよく見かけるようになりました。
地方暮らしやI・J・UターンをサポートしているNPO法人 ふるさと回帰支援センターの調査によると、
2021年の移住希望地ランキングで長野県は40代で2位、
30代で3位と上位にランクインしています。
自然豊かで空気や水がきれいなイメージ、そして関東からも関西からもほどよい距離感。
特にここ安曇野を毎日車で走っていると、夏のモクモクと白い入道雲、
遠くに見える深いブルーの北アルプスや穂高連峰、風に揺れる田んぼの青々とした稲、
道端に咲くひまわりやマリーゴールドのオレンジが鮮やかで、
「ああ、いいところだな」と日々感じながら生活できるところに幸せを感じます。
季節が移り変われば遠くの山々もまた表情を変えて知らせてくれますし、
こんな景色を当たり前に五感で感じながら子育てできる環境は贅沢かもしれないですね。
さて、子育て環境のことを考えて移住を決断する方も多いと思いますが、
今日はお家づくりとお子さんのスペースについて少し。
リビング学習が子どもの学習習慣をつけるのにおすすめ、とか
子どもが小さいうちから自室にこもってしまうのは心配、などの理由で
リビングやダイニングの一角にスタディスペースを設けることはよく耳にしますね。
お子さんもお家の方の気配を感じながら安心して過ごせる、ということもありますよね。
我が家でも2階に子ども部屋を、と考え机も用意していたものの、
小学校高学年になっても結局1階でランドセルをおろしたり翌日の支度をしたり。
ダイニングテーブルの上で宿題を広げることがしょっちゅうだったので、
ついに学習机を2階から1階へ移動させました(^^;)
リビングの空気は感じつつ、テレビは見えない角度に机を配置したところ、
以前よりちゃんと机として活用されて良かったなと思っています。
もっと月齢が低い子の場合、
「まだスタディスペースはいらないわ」という場合もありますね。
学力うんぬん…というよりも、お子さんの過ごしやすさを考えておすすめしたいのは
“自分のテリトリーを作ってあげる”
ということです。
みんながいる空間とは別に、本棚などで仕切られた空間を作る。
部屋の一角のちょっと落ち着く空間に小さめのラグを敷く。
小上がりのように一段上がった空間や、ピットといって一段下がった空間を作ると
1段変わっただけなのに視点や感じ方が変わって、子どもの想像力を膨らませます。
こうした、子どもがちょっと落ち着ける場所、ほかの場所とは少し分けられた空間を用意しておくことで、
お家の中にお子さんが「遊びこめる」場所ができます。
小さい子どもの発達に「遊びこむ」「遊びに没入する」感覚は大切で、
そこから集中力が育まれたり、自分のあたまで考えて試行錯誤したりする力も育っていきます。
親としては部屋がおもちゃで散らかっていると「片づけてよ!」と言いたくなりますが、
子どもの遊びは日々連続しながら発展していくものです。
お家の中のどこかに、お子さんが遊んだものをそのままにしていても気にならないスペースがあると良いですね(*^-^*)耳の痛い話ですが…
お家づくりの参考になりましたら幸いです♩
writer: 久保